弊社から「パソコンの中のデータの保存場所(ディスク)が弱ってきています」「早めの交換をおすすめします」とご連絡することがあります。パソコンは今のところ普通に動いているのに、急にそう言われると驚かれるかもしれません。この記事では、このお知らせが何を意味するのか、そして届いたときに何をすればよいのかをご説明します。

このお知らせは「壊れた」ではなく「壊れそうな前兆が見えた」という段階のお知らせです。
まだデータを救い出せるうちに届く、いわば早めの健康診断の結果です。慌てずに、下の手順で対応すれば大丈夫です。

1. 症状(こんなときに読んでください)

  • 弊社から「ディスクの状態が『警告』になっています」「ディスクの状態が『重大』になっています」と連絡が来た
  • 最近パソコンの動きが妙に重い、ファイルを開くのに時間がかかる、たまに固まる
  • パソコンの中から「カリカリ」「カチッ」という聞き慣れない音がする(音がしないまま弱っていくことも多いです)

2. 原因(何が起きているのか)

パソコンの中には、写真や書類、メールなどすべてのデータをしまっておく「ディスク(HDDやSSDと呼ばれる保存装置)」が入っています。ディスクは消耗品で、使っているうちに少しずつ傷んでいきます。車のタイヤがすり減っていくのと似ています。

sProtectには、このディスクの「健康状態」を見張る仕組みがあります。ディスク自身が記録している体調の記録(読み書きに失敗した回数、使えなくなった場所の数、電源が入っていた時間など)を定期的に読み取り、「このままだと近いうちに壊れそうか」を予測しています。チェックは30分ごとに自動で行われ、状態が悪くなると弊社に知らせが届く仕組みです。

▼ 見張りの仕組み(パソコンの中を横から見たイメージ)

お客様の会社
パソコン本体(中身)
頭脳
(CPU)
作業机
(メモリ)
ディスク
データの保管庫
ここが傷んでくる
sProtect
(見張り役)
30分ごと

体調が悪いと
お知らせ
弊社
(見守り窓口)
→ お客様へご連絡

健康状態は100点満点のようなイメージで、次の3段階で判定されます。

OK
70〜100
警告
30〜70
重大
0〜30
元気です。特に何もしなくて大丈夫です。 今後壊れる可能性があります。早めの準備が必要です。 いつ壊れてもおかしくない状態です。今すぐ大事なデータを避難させてください。

3. 対処法(お知らせが届いたらやること)

「警告」のお知らせが届いた場合

  1. パソコンはいつも通り使って構いませんが、新しい大事なデータをこのパソコンだけに置きっぱなしにしないようにしてください。
  2. 弊社で、このパソコンのディスクをまるごと写し取るバックアップを早めに取ります。作業の日時は弊社からご相談します。
  3. 新しいディスク(または新しいパソコン)を用意し、写し取った中身を戻します。写し取った時点の画面・アプリ・ファイルを、できるだけそのままの形で使えるように戻します。

「重大」のお知らせが届いた場合

  1. 今開いている作業を保存して、それ以上重い作業(大きなファイルのコピー、動画の編集など)はしないでください。弱ったディスクに負担をかけると、そのまま壊れてしまうことがあります。
  2. この段階では、ディスクをまるごと写し取るバックアップは負担が大きすぎるためおすすめできません。代わりに、本当に大事なファイルだけを優先して避難させます。「絶対に失くしたくないファイルはどれか」を弊社にお知らせください。
  3. 避難が済んだら、できるだけ早くディスク(またはパソコン)を交換します。
⚠ やってはいけないこと
・「まだ動くから」と放置する(ディスクは前触れなく突然動かなくなることがあります)
・何度も電源を入れたり切ったりして様子を見る
・ご自身でパソコンを開けてディスクを取り外す

4. 再発防止(普段から気をつけること)

  • ディスクは必ずいつか壊れるものと考えておくのが一番の備えです。sProtectのバックアップが毎日きちんと取れているかは、「sProtectがきちんと動いているか(保護されているか)を確認する方法」の記事で確認できます。
  • デスクトップや「ダウンロード」フォルダに大事なファイルを置いたままにせず、バックアップの対象になっている場所に保存する習慣をつけましょう。
  • パソコンを落とす・ぶつける・ノートパソコンを開いたまま持ち歩くといった衝撃は、ディスクの寿命を縮めます。
  • 購入から5年以上たったパソコンは、お知らせが来ていなくても買い替えの時期を一度ご相談ください。
補足:見張りの対象にならない場合があります
この健康状態の見張りは、Windowsパソコンの本体に入っているディスクが対象です。次のような場合は見張りの対象外になるため、お知らせが届かないことがあります。
・外付けのHDD・SSD、USBメモリ
・一部の新しいタイプの高速なSSD(NVMe方式と呼ばれるもの。最近のノートパソコンに多く使われています)
・複数のディスクを組み合わせて使っているパソコンやサーバー(RAID構成)
・Mac
また、ご契約内容によってはこの見張り機能が含まれていない場合があります。お使いのパソコンが対象かどうか気になる場合は、弊社までお問い合わせください。

解決しない場合は、弊社サポートサイトの「+」ボタン→「問い合わせを送信する」からご連絡ください(お電話でのお問い合わせは受け付けておりません)。お問い合わせ方法の詳しい手順はこちら

SECURA

Security Management

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