USBメモリやスマホをパソコンにつないだら、画面の右下に「デバイスを使用しようとしましたが拒否されました」のようなお知らせが出た。あるいは、USBメモリの中のファイルは開けるのに、パソコンから保存(コピー)しようとすると止められる――。そんなときに読んでいただく記事です。

結論からお伝えすると、これは故障ではなく、sProtectの「パソコンの差し込み口の門番」が働いた結果です。お仕事でどうしても使う機器であれば、弊社で確認したうえで使えるようにしますので、ご連絡ください。

一番大事なこと:止められた機器を、別のパソコンにつないで中身を移したり、ネットで見つけた「解除ツール」を使ったりしないでください。
拾ったUSBメモリや、出どころの分からない機器には、ウイルスが仕込まれていることがあります。また、会社の大事なデータを持ち出せないようにするための設定であることもあります。まずは機器を抜いて、弊社にご相談ください。

1. 症状(こんなときに読んでください)

  • USBメモリ・SDカード・外付けHDDをつないだら、画面の右下に「拒否されました」というお知らせが出た
  • USBメモリの中のファイルは開けるのに、パソコンからUSBメモリへ保存・コピーしようとすると止められる
  • スマホをUSBケーブルでパソコンにつないだのに、写真を取り込めない
  • USBにつないだWebカメラやヘッドセットが、Web会議で使えない
  • 画面のコピー(スクリーンショット)や、プリンターでの印刷だけができない
この記事に当てはまらないケース
・「拒否されました」というお知らせが出ず、つないでも何も起きない場合は、機器や差し込み口の不調のことが多いです。USBメモリ・SDカードがパソコンに認識されないときの確認方法や、外付けHDD・SSDがパソコンに認識されない・「フォーマットしてください」と表示されるときの対処法をご覧ください。
・コピーのときに「ファイルが大きすぎます」と出る場合は、USBメモリの形式の問題です。USBメモリにファイルをコピーできない(「ファイルが大きすぎます」と表示される)ときの対処法をご覧ください。
・機器ではなく、パソコンの中のファイルやアプリが止められた場合は、sProtectが普段使っているファイルやアプリを止めてしまったときの対処法をご覧ください。

2. 原因(なぜ止められたのか)

sProtectは、パソコンのUSBなどの差し込み口に「門番」を置いて、つながれた機器を種類ごとに見分けています。機器の種類ごとに、次の3つの扱いを決めておくことができます。

通す ふつうに使えます。キーボードやマウスは、仕事が止まらないよう、ほかの機器を止める設定にしていても使えるようになっています。
読むだけ通す 機器の中のファイルを見る・開くことはできますが、パソコンから機器へ保存・コピーすることはできません。会社のデータが外へ持ち出されるのを防ぐための設定です。「開けるのに保存できない」場合は、これに当たります。
通さない 機器そのものが使えません。USBメモリなどから入り込むウイルスや、データの持ち出しを防ぎます。

門番が見分けている主な機器は、USBメモリ・SDカード・外付けHDD、スマホ(ケーブルでつないだとき)、Bluetoothの機器、プリンター、画面のコピー(スクリーンショット)などです。「USBの差し込み口そのもの」を通さない設定にしている場合は、そこにつないだWebカメラやヘッドセットも止まることがあります。

なお、この設定はパソコンごとに、使う人全員に同じようにかかります。別のアカウントでログインし直しても、結果は変わりません。

図:パソコンの差し込み口にいる「門番」のイメージ

お客様のパソコン
画面
右下のお知らせ:
「…拒否されました」
止められると、画面の右下にお知らせが出ます(設定によっては出ないこともあります)
右側の差し込み口(USBなど)に機器をつなぐ
門
番
sProtect
✓ 通す
◀ 読むだけ
保存×
×
✓ 特別に通す
キーボード・マウス
仕事が止まらないよう、ふつうに使える
USBメモリ(読むだけの設定)
中身は開けるが、パソコンから保存できない
スマホ・拾ったUSBメモリなど
通さない設定なら、つないでも使えない
会社で決めたUSBメモリ
弊社が「通してよいリスト」に登録すると、その1本だけ使える

門番はパソコンの中にいるので、会社でも自宅でも外出先でも、同じように働きます。

3. 対処法

手順1:その機器がどこから来たものか確かめる

拾ったUSBメモリ、知らない人から渡された機器、出どころが分からない機器の場合は、そのまま抜いて、使わないでください。拾ったUSBメモリをつなぐのは、ウイルスを広める昔からある手口です。

手順2:別の方法でデータを受け渡せないか考える

取引先とのファイルのやりとりなどは、会社で使っているクラウドの保存場所や、メールの添付で済むこともあります。USBメモリを使わずに済む方法があれば、そちらのほうが安全です。迷ったら弊社にご相談ください。

手順3:お仕事でどうしても必要な機器なら、次の3点を添えて弊社にご連絡ください

伝えていただくこと 例・コツ
① どんな機器か 「会社で配ったUSBメモリ」「取引先から預かったSDカード」「Web会議用のヘッドセット」など。メーカー名や型番が分かれば、機器の写真もあると確実です。
② 何をしたいか 「中のファイルを見たいだけ」「パソコンから保存したい」「毎週決まった作業で使う」など。読むだけで足りるのか、保存も必要なのかで対応が変わります。
③ いつ・どのパソコンで だいたいの時刻と、どなたのパソコンか。右下のお知らせをスマホで撮った写真があると、さらに早く確認できます。

手順4:弊社で確認して、必要な分だけ通します

お仕事に必要な機器だと確認できたら、弊社で「通してよいリスト」に登録します。USBメモリによっては、製品ごとに付いている番号で「この1本だけ」を通すこともできるので、ほかのUSBメモリは止めたまま、会社で決めた1本だけを使えるようにする、といった設定が可能です。設定を変えたあとは、その機器を使うアプリを開き直していただく(またはパソコンを再起動していただく)ことがあります。

4. 再発防止(次から困らないために)

  • 新しく使い始める機器は、先に教えてください。新しいUSBメモリ、Web会議用のカメラ・ヘッドセット、スキャナーなどは、使い始める前に教えていただければ、事前に「通してよいリスト」に登録できます。
  • 会社で使うUSBメモリは「決まった1本」にする。何本も使い分けるより、会社で決めたものだけを登録しておくほうが、なくしたときの被害も小さく、管理も楽になります。
  • 拾った・もらった機器は、つなぐ前にご相談を。展示会の記念品や、届いた荷物に入っていたUSBメモリも、出どころが確かでなければつながないのが安全です。
  • 止められたら「守られた」と考える。別のパソコンにつないで中身を移したり、解除をうたうツールを使ったりすると、せっかくの門番が役に立ちません。

※この門番の仕組みは、主にWindowsのパソコンで働きます(Macでは、止められる機器の種類が限られます)。ご契約内容や設定によって、止める機器の範囲やお知らせの表示が異なる場合があります。

解決しない場合は、弊社サポートサイトの「+」ボタン→「問い合わせを送信する」からご連絡ください(お電話でのお問い合わせは受け付けておりません)。お問い合わせ方法の詳しい手順はこちら

SECURA

Security Management

合同会社セクーラ
スマートフォン・パソコンのセキュリティ管理にお悩みの企業様をワンストップでサポートします。Emotet(エモテット)の対策、サーバー運用や複合機の導入などをトータルサポートいたします。